[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。
長岡野菜
他界した祖父母が住んでいた信濃川流域の長岡市には、その土地特有の古くから栽培されてきた伝統野菜が存在する。近年注目されている「長岡野菜」である。例えば長岡では市場に出回るなすの種類は20種類以上と非常に多いのだが、なんと焼きなすの習慣がなく、なすはふかし(蒸す)たり、煮たり、漬けたりするものであるそうだ。なお、長岡市のなすの消費量は日本一ともいわれている。京野菜や加賀野菜と同じように、長岡独自の野菜を守る活動を展開している長岡野菜研究会は、現在、11種類を「長岡野菜」に定めている。
■長岡巾着なす(長岡茄子)■ 旬は6月中旬~10月 |
大型の丸型茄子で、果肉がしまって煮くずれしない。「蒸かし茄子」「煮物」「味噌炒め」「味噌汁」「天ぷら」などにして食べる。夏休みに遊びに行くと、キンキンに冷やした蒸かし茄子を、生姜やからし醤油で必ず食べたものです。 |
■梨なす■ 旬は6月中旬~9月 |
洋ナシのような形、皮が柔らかく浅漬けに適する。 |
![]() |
■ゆうごう■ 旬は7~8月 |
長岡にしかない大型の丸ナス、夕顔の実。長岡弁でユウゴウとなまる。大きいものは70~80cmもある。郷土料理・くじら汁に長岡巾着なすと並び、なくてはならない食材である。しかしこのくじら汁、なぜ越後地方で一般的なのか不思議である。 |
■かぐら南蛮■ 旬は7~8月 |
山古志村に残っている唐辛子の品種。ごつごつしたピーマンのような形から神楽面を連想させ、この名前がついた。中の種を中心にワタの所が辛い。 |
■ずいき■ 旬は6月下旬~9月 |
八つ頭の葉柄のことをいう。茹でて酢を加えると真っ赤に発色し、「お浸し(酢ずき)」として食べる夏の定番。酸味があるので保存も聞く。根元の白い部分と芋をつけたまま「味噌汁の実」にする。昔は乾燥させて冬の保存食にもした。 |
■おもいのほか■ 旬は10月下旬~11月 |
秋にできる紫菊で新潟市周辺でのうすいピンクの食用菊"カキノモト"と同じ種類の物であるが、色、花弁の大小、歯ざわり、味に多少の差異がある。長岡の"おもいのほか"の早生種はいろが薄く、香り良く、シャキシャキ感がよい。ホロ苦さが秋の一品。 |
■体菜■ 旬は11月中旬~12月 |
長岡周辺土着の茎がひしゃく型の葉菜で、冬の漬物用として浅漬けで食べたり塩抜きして煮菜にして食べる。 |
■肴豆■ 旬は9月下旬 |
長岡の在来種、香りがよく美味しい。ビールの肴にと命名。 |
■土垂れ(里芋)■ 旬は10月下旬~3月 |
長形で粘りが強く柔らかい、郷土料理・のっぺ汁の中に。 |
■長岡菜■ 旬は11月中旬~12月 |
葉柄は白く「体菜」と同じく葉が長い。冬の保存食の漬菜に最適。 |