■パイナップル(鳳梨)■ | ||||
熱帯アメリカ原産のパイナップル科の多年草。果実の形が松かさに、味がリンゴに似ているのでパイン(松)+アップル(リンゴ)でパイナップルと名付けられた。 | ||||
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■すいか(西瓜)■ | ||||||||||||
野菜ですが... | ||||||||||||
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■さくらんぼ■ | ||||||||
桜桃、実桜の果実の愛称で、桜の子の意味で「さくらんぼ」と呼ばれる。ヨーロッパでは紀元前から、中国では三千年前から栽培されていた古い歴史のある果物。日本には一時、江戸時代に中国から入ったが、気候が合わなくて普及せず、1870年代にアメリカとフランス両国から導入されて定着した。主産地は山形、秋田などの東北地方で、旬は6〜7月。アメリカからの輸入品も国産品の前後に出回る。カリウムとリンゴ酸が含まれ、利尿作用がある。現在流通している品種は甘果桜桃と言われるもので、「ナポレオン」「佐藤錦」「高砂」などがある。果実には光沢があり、柄の新しいものが良質です。日持ちがしないので新鮮なうちに食べること。 | ||||||||
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■苺(いちご)■ | ||||||||||||||||
バラ科の多年草。苺の仲間は世界に25種あり、日本にも野生種が2種ある。現在栽培されているものは、アメリカ東部のバージニア苺と南北アメリカのチリ苺で、この種がヨーロッパで改良され、栽培種の基礎となっている。日本へは、江戸時代後期にオランダから伝わったので「オランダ苺」と呼ばれていた。日本は、世界有数苺の生産量を誇っている。 冷涼、温和な気候を好む苺は、本来の旬は5月。品種改良、栽培法などにより、通年どの地域でも出回っている。栃木県が主流で、九州では長崎、福岡、佐賀が多いが、静岡の石垣栽培も伝統的。ビタミンCの宝庫といわれるほどで100g中80mg含み、1日の必要量50mgを摂るためには5〜7粒食べれば充分です。新鮮なものは色鮮やかで光沢があり、ぶつぶつがはっきりとした、へたが色濃くピンとしているものが良い。 【栄養】 ■ビタミンCは、血管壁に沈着するコレステロールを溶かし、内臓機能を助ける働きがある。新陳代謝を活発にするので、疲労回復や美容にも効果あり。また、タバコを吸う人にとっても良い。タバコを1本吸うと、ビタミンが破壊されるので、ビタミンの補給にピッタリ! ■苺の赤色は、アントシアニンという色素で、発ガンを抑える働きがある。プロトカテク酸という成分にも、発ガンを抑える働きがある。 【知恵袋】 ■苺を洗うときは、ボウルにたっぷりの水を入れ、塩大さじ1杯ほど加え、両手で大きくかき混ぜる。塩を使うと簡単に汚れがとれる。ただ残留農薬の問題があり、塩水で洗うことによりかえって、しみこんでしまうこともあるので無農薬ならばという条件付きだが。そして2〜3回水を取りかえる。なお、ヘタは水洗いしたあとに取ること。先に取ってから洗うと、取ったヘタの部分から水分が入り、水っぽくなる他、ビタミンも流出してしまう。 ■苺は、果物の中でも果皮がないので傷みやすいのが欠点。傷みかけた苺は、レモン水で洗うと良い。レモン水の中に苺を入れ、ボウルを両手でもって前後にふり、転がすように洗う。すると傷んだ苺の細胞が酸の力で引き締まり、ある程度水っぽくなるのも防いでくれる。 【品種】 ■女峰(にょほう):大粒で果汁も多く日持ちする。酸味、甘み、香りのバランスが良い。関東地方で多く消費される。業務用、ケーキにも使われる。 ■とよのか:ポテッとした形で大粒。昭和60年頃から登場し、栽培苺の中心的存在。生食用として人気がある。 ■アイベリー:大粒で1個40〜50グラムもある。ばら売りされたり、贈答用として利用される 昭和58年に登場した。 ■宝交早生:中ぐらいで丸みがかっている。鮮紅色で甘味が強い。東海地方から西に多い品種。 ■はるのか:大粒。鮮紅色で甘味が強い。果肉がやわらかく、鮮度に敏感。 ■ダナー:球形に近く、やや小さめ。やや酸味が強く、濃紅色で品質優秀。日持ちが良い。 ■麗紅:大粒のもの。濃紅色でつやがあり、香りもよく、収穫量も多い。 |
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■林檎(りんご)■ | ||||||||
アダムとイヴの話にもあるように有史以前から食用とされてきた歴史の古い果物のひとつ。原産地は中近東、コーカサス地方といわれ、古代民族の移動と共に各地に広まった。日本に渡来したのは平安時代前といわれ、欧米系の現在栽培されている品種が導入されたのは明治初期。東北各県と長野が主産地。現在流通している「ふじ」「王林」「千秋」などは、明治以降日本に導入された千種の品種から育成、発見されたもの。11月頃の晩成種といわれる熟成したものは、味も栄養も豊かです。 | ||||||||
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■グレープフルーツ■ | ||||
ぶどうの房のように結実するところから付けられたのが名前の由来。アメリカのフロリダ、カリフォルニア、アリゾナ州に大産地があります。果肉には、淡黄色、淡紅色、紅色の3種類があり、赤いものほど甘みが強くなるのが特徴で、ビタミンCが豊富です。アメリカ人が好んで朝食に食べるところから、アメリカンフルーツとも呼ばれている。寒さに弱いため日本ではほとんど栽培されていない。多汁果実で、ジュースやゼリーにもよく使われている。 | ||||
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■デコポン(正式名は、不知火)■ | ||||
ミカン科、柑橘類のタンゴールの一種で、昭和47(1972)年、長崎県口之津町の農林水産省園芸試験場(現果樹研究所)の支場で清見とポンカンを交配して育成された交配種で、ポンカンの香りがある。糖度は13〜15度と極めて高く甘みが強い。丸く盛りあがっていて、皮が薄くむきやすいのと種子がないのが特徴。果実は卵形で200〜280グラムと大きく、中には三宝柑のように頭の突出したのもできる。果皮は黄橙色になり果肉は橙色で、果汁の多いのが特徴。ただ寒さに弱く、西南暖地でないと栽培に適さない。熊本県や鹿児島県で多く栽培されている。1991年から出回り始めた比較的新しい果物で、主成分は他の柑橘類と同様、糖分、有機酸の中のクエン酸は疲労回復に有効。正式名は「不知火」だが、デコポンという名はボッコリした果形と親のポンカンに因みネーミングされたもので、今ではブランド名として定着している。 | ||||
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■みかん(蜜柑)■ (のま果樹園:愛媛みかん!) | ||||||
柑橘類のうち、皮がやわらかく、中の袋も離れやすいものを総称して「みかん」と呼ぶ。一般的にみかんと呼ばれている「温州みかん」は、皮が薄くむきやすいのが特徴。主産地は愛媛、和歌山、静岡、熊本などで、旬は10〜12月で、こたつの上にはみかんというように冬の風物になっている。ビタミンCが豊富で、また毛細血管を丈夫にするビタミンPも多く含まれています。今流通している「温州みかん」は、江戸時代に薩摩で突然変異で生まれた日本の品種で、南は鹿児島北は神奈川まで栽培が広がり、明治中頃には、小粒の「紀州みかん」に代わり主流になった。みかんは熟すに従って酸が減少し、糖が増えて甘みが増すため、秋が深まるほど美味しくなるが、現在はハウス栽培、早生栽培、普通栽培、貯蔵とでほぼ周年出回っている。みかんは日本の果実生産のトップを占めるほど、日本の代表的な果物です。 | ||||||
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■レモン■ | ||||
レモンに含まれるビタミンCの量 は、他の柑橘類よりも多く、またビタミンE、B1なども含まれている。 | ||||
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■マンゴー■ | ||||
トロピカルフルーツの一種で、原産地は東南アジアで、熱帯、亜熱帯地域で広く栽培されています。多くの品種があり、形は卵形、長円形、へん平形などで、果皮はつるりとしてやや厚く、色もさまざまです。日本へは赤い果皮のメキシカンマンゴーと、扁平な円形で果皮の黄色いフィリピンマンゴーが多く輸入されています。果肉は、濃厚な甘みとねっとりとした舌触りで特有の香りがあり、生食の他、ジュースやジャム、プディングなどに加工されます。クエン酸、ビタミンC、カロチンが豊富に含まれています。 | ||||
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■バナナ■ | ||||
東南アジア原産の代表的なトロピカルフルーツです。果皮は始めは緑色ですが、成熟すると黄色になり、香り高くなります。果実の小さなモンキーバナナ、皮が赤く果肉がクリーム色のモラードバナナなど、最近は色々な種類のものが出回っています。 | ||||
糖度の高いグルメ系バナナが人気のようだ。ドールの「スウィーティオ」がその代表。 (【フィリピン産スウィーティオバナナ1袋】栄養価満点!朝食に食べると便秘解消にも高価アリ?!:フルーツショップ千馬) |
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■キウイフルーツ■ | ||||
日本に入ってきたのは、1965年ごろ、ニュー・ジーランドからです。緑色が鮮やかなことから、ベジタブル・フルーツとして紹介された。キウイフルーツはビタミンCが100g中90mgも含まれていて、果物の中では、一番ビタミンCが多い。 | ||||
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■桃(もも)■ | ||||||||||||
モモはバラ科サクラ属モモ亜属に属し、平安・鎌倉時代には普通に食べられていた桃であるが、明治以後の品種改良によって、多くの品種が流通している。品種を大きく分類すると「白鳳系」「白桃系」「黄桃系」に分けられる。 ■白鳳系■ ・白鳳 ・日川白鳳:果肉の硬さは中程度で果汁が多く甘味があり酸味は少な目。 ・八幡白鳳:果肉は緻密で柔らかく多汁で上品な甘味がある。 ■白桃系■ ・白桃 ・川中島白桃:果肉はやや硬めで酸味が少なく甘味が多いのが特長。 ・清水白桃:外観は白く少しだけ桃色がさし完熟したものは糖度が高く果肉の色は淡く緻密・多汁。 ■黄桃系■ ・黄金桃:皮が黄金色(黄色)をしている事からこの名がついた。比較的遅い時期(9月頃)に出回る品種。 |
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■すもも(プラム)■ | ||||
ウメやアンズと同じ仲間で、バラ科サクラ属の落葉性の低木または高木。原産地は東アジア。日本には弥生時代以降中国より渡来した。プラムとはすもも(李)のこと。種類も多く、大別すると「日本すもも」「アメリカすもも」「ヨーロッパすもも」に分かれる。現在国内で流通されているのは「日本すもも」だが、これは元来の「日本すもも」がアメリカで「アメリカすもも」と交配され改良されたもの。アメリカは加工用が主のため酸味が強いが、日本向けには、甘く香り高いすももへと改良された。主な品種には下記がある。 大石早生 ほどよい甘酸っぱさで、完熟すると皮が真っ赤になる。7月上旬が最盛期で、早生品種なのにたっぷり甘い。 ソルダム 果肉が深い赤色なのが特徴。8月上旬に収穫され、肉質には締まりがあり、味が濃厚でジューシーな人気品種。 太陽 皮が鮮紅色で果 肉が白く、日持ちがいい。大玉で8月中〜下旬に収穫される。 |
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■ぶどう■ | |||||||||||||||||||
世界で最も広範囲に栽培されるつる性の果樹で、種類も一万六千種と非常に多く、栽培歴は紀元前三千年頃のエジプトで、世界で最も古い果実とされ生産量も世界一。日本でも鎌倉時代には栽培されていたという歴史の古い果物である。日本では甲州が生産の中心。世界の総生産量のうち8割はワインの原料にされるが、日本のぶどうの9割は生食として栽培され、主に8〜10月に出まわる。特に巨峰やピオーネなど紫色の品種の皮や種に含まれる渋味はカテキンによるもの。カテキンはポリフェノールの一種で、活性酸素の働きを抑制する作用があり、動脈硬化、老化防止、発ガン性予防に役立つと考えられている。日本生まれで「ぶどうの王様」の名がふさわしい巨峰は、香り、甘み、味わいのどれもがバランスよく豊潤。ブラジル在住の日系人奥山孝太郎氏の畑で生まれたルビーオクヤマは、美しい鮮紅色で果皮は薄く、マスカットの香味があり、最近人気が高まっている。デラウエアは小粒ながら甘みが強く、種が無いので食べやすく、価格も手頃なので日本で一番親しまれている。主成分のほとんどがブドウ糖と果糖で、脳や体の疲労回復に即効性があり、少ないながらミネラルも含むため、貧血気味の方にも良い果物。 | |||||||||||||||||||
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■梨■ | |||
■新水:果実の色は中間色(黄褐色)。果肉は緻密で多汁。 ■幸水:果実の色は果皮の緑を含む黄褐色。甘味は強く果肉は多汁で、白っぽくきめ細かい肉質。代表的な品種。 ■豊水:果実の色は赤褐色(赤ナシ)。果肉は柔らかく水分も多めだが酸味もある。 |
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